こんにちは。ノソノソ(妹、東大卒)です。
今回は「京大生は本当に変人なのか、姉で検証してみた」というテーマでお送りします。
自由の風が吹くと噂の京大、変人が生まれやすいと聞いたことがありますが、実際はどうなのでしょうか。
トコトコ(姉、京大卒)も例に漏れず変人なのか、取材して真相を確かめることにしました。
取材というと元新聞記者の血が騒ぎます
アイスブレイク
トコトコ🐼:今回は私に取材する回なんだね!よろしくお願いします。
最初から夢を壊すようなことを言っておくと、京大には変人はそんなに多くないですよ。8割くらいは普通の大学生です。残りの2割が暴れてしまっているだけです。
私は京都大学を5年で卒業して、3年の間に3社経験し、今は京都で居候しながら自分のビジネスを作っています。ちなみに「自分は変人ではない」と思っています。
ノソノソ🐼:すでに変人の香りがするんですが…よろしくお願いします。
大学時代
ノソノソ🐼:ズバリ、京大でどんな大学生活を送っていましたか。
トコトコ🐼:私の大学生活は、課外活動に明け暮れた1〜2回生時代と、ビジネスに燃えた3回生〜休学時代に分かれます。
1〜2回生時代
トコトコ🐼:薔薇色のキャンパスライフを夢見た1回生。
青春を求めて体育会に入り、毎日汗を流していました。しかし、「集団行動が合わない」「他人にスケジュールを決められたくない」と思って1年で辞めました。
ノソノソ🐼:社会不適合者の予感がしますね。
トコトコ🐼:体育会を辞めた後は、山仕事をするサークルに入って、木を切ったり薪を割ったりしてしました。チェーンソーも使えますよ。
空手サークルの代表をしていたり、農業をするサークルにも入っていたので、全国の農家さんのお手伝いにも行っていました。
さらに、大学外の環境系のNPO団体に3つほど入っていたので、事務局員としてセミナー開催やイベント企画をしていました。
バイトは居酒屋、結婚式場、レストラン、被験者、WEBライター、スーパーの鮮魚部などをしていました。
ノソノソ🐼:かなり精力的に活動していますね。同級生から「変わった活動をしてるね」と言われなかったですか?
トコトコ🐼:そもそも同級生の友達があまりいなかったので、言われた記憶はありません。
3回生〜休学時代
トコトコ🐼:3回生になり、研究室配属がささやかれる中、「研究に興味ないなぁ」と思っていました。
研究室こそ入ったものの馴染めず、2ヶ月で行かなくなりました。かといって就活する気にもなれず、毎日ブラブラしていました。
ノソノソ🐼:「研究室に入って研究するのが正義」みたいな圧力はありますよね。理系だと特に。
トコトコ🐼:ブラブラしているうちに、知り合いの社長さんの鞄持ちを始めました。具体的に何をしていたかというと、出張に同行したり、新規事業の立ち上げも始めました。今やっているアンティークの売買は、この時に一緒に始めたビジネスなんです。
チェーンソーの講習を受けて資格を取ったので、木を切るバイトもしていました。カメラでの商品撮影を本格的に始めたのもこの頃です。とにかく自分の活動の幅を広げていた時期でした。
ノソノソ🐼:今の時代も鞄持ちしてる人っているんだね。
トコトコ🐼:たまたまご縁があったからね。お金を稼ぐのが楽しかったので、4回生の後期から休学することにしました。
休学して最初のころは海外買い付けなどをしていましたが、ちょうどコロナの時期と重なり、海外には行けなくなってしまいました。
そのため、国内での活動に注力して色んな新規事業を立ち上げていました。ビジネス系のYoutubeを見るようになったのもこのころです。Youtubeに影響されて、簿記3級も取得しました。
ノソノソ🐼:ビジネスに興味を持ったんですね。
トコトコ🐼:そうそう。社長の知り合いって社長が多いから、この時期はたくさんの社長さんにお話を聞かせてもらったよ。
さあ、この時期に問題になるのが「就活」。
人に雇われるのは向いてないな〜と思いつつ、独立する勇気がなかったので、結局リクルートスーツに身を包んで就活することに。
就活生の集団に嫌気がさしながらやりましたが、まあどこにも引っかからないのです。
京大卒ならどこでも行けると思うでしょ?そんなことなかったよ。雇われたくない!というオーラが出てたんじゃないかなぁ。
結局、小さな食品メーカーになんとか引っかかり、卒論を書かずに卒業しました。浪人と休学をしたので、院卒と同じ24歳で就職しました。
ノソノソ🐼:え、卒論を書かずに卒業できるんですか!?
トコトコ🐼:はい。私がいた農学部の森林科学科は、単位さえ取れていれば卒業できるんです。単位は3回生で取り終えていたので、その時点で卒業要件を満たしていた、ということになります。ちなみに落単したことはありません。評価もだいたいAかA+です。
ノソノソ🐼:真面目なのか、真面目じゃないのかわからん…
トコトコ🐼:真面目に不真面目だと思います(にっこり)
社会人時代
3年で3社を経験
トコトコ🐼:3年の間に3社経験しました。食品メーカーの商品企画1年、ECベンチャーのWEBマーケティング8ヶ月、経営コンサル7ヶ月ですね。
それぞれの会社のことを書くと長くなってしまうので端折りますが、共通した退職理由は「私の至らなさ」であることは書いておきます。
決められた時間に働くこと、決められた場所に行くこと、顧客を自分で選べないこと、すべてが苦痛でした。
じゃあもっと早く辞めればいいという話なんですが、当時は「人生のレールから外れてはダメ」という意識が強かったんです。なんとか粘っていましたが、3社辞めてさすがに諦めました。こりゃ向いてないわと。
ノソノソ🐼:私も2年で新聞記者を辞めてるから人のことは言えないけど、君は会社員向いてないと思うよ。
トコトコ🐼:自我が強すぎるのかな。自分の将来を思い浮かべた時に、サラリーマンとして働いている姿が浮かばないんです。
海外バックパッカー
ノソノソ🐼:そういえば海外バックパッカーもやっていたよね?
トコトコ🐼:2社目と3社目の間、いわゆるキャリアブレイクの期間に、ニュージーランド1ヶ月、オーストラリア1週間、タイ1週間ほど滞在しました。
お金がないので超貧乏旅です。宿は基本airbnbかバッパーですし、食事は果物、チーズ、クラッカーでした。
気に入った国があったらワーキングホリデーしようと思っていたのですが、なんか違うかなと思って、そのまま日本に帰ってきました。
ちなみに経営コンサルタントの時は、会社を2週間休んでアメリカに行きました。Googleの本社を見学したりして楽しかったです。
ノソノソ🐼:よく会社を休ませてくれたね。
トコトコ🐼:ニート時代に飛行機を取ってしまっていたので、アメリカ行きを条件に入社しました。入社前からやりたい放題だよね。
今はどこも人手不足だから、労働者が強く出られるんだよ。採用コンサルもやってたから、そこらへんの事情は詳しいよ。
ノソノソ🐼:変な奴が入ってきた!と思われたんじゃないかとお察しします。
現在
ノソノソ🐼:今はどうやって暮らしているの?
トコトコ🐼:2024年の1月に会社を辞めてからは、やりたい放題やっています。
まず住まいですが、バイト先のオーナー夫妻と仲が良いので、家賃0円で空き部屋を借りています。本当にありがたいことです。
収入はバイトで最低限の日銭を稼ぎつつ、知人にお仕事をもらって生活しています。文章の校正、ライター、LP制作、商品撮影、WEBマーケティング、山仕事などです。
今まで小さな会社で経験を積んだおかげで、ビジネスの総合力がついている気がします。ちなみに5月以降のお仕事を募集中です。
さらに、自分でビジネスを作ろうともしていて、いろんな種を蒔いています。20個くらい事業を作れば、どれかは当たるだろうと期待しています。
この双子noteもその一つとして誕生しました。ビジネスのネタを考えている時に「そういうば双子だったわ!」と思い出したんです。
ノソノソ🐼:20代でお仕事の声がかかるってすごくない?
トコトコ🐼:私がすごいというよりも、周りの方が優しいんです。いつもお世話になってます。ありがとうございます。
これからはもっと仕事の幅を広げたいなと思っています。
大事なことなので何度も言いますが、仕事を募集中です。
それと、恐ろしいことを言っても良いですか?
6月にヨーロッパ行きの飛行機を取ってしまいました。資金ないです。どうしましょう。
ノソノソ🐼:クラファンやってみれば?
トコトコ🐼:本気で検討します。なぜじっとしていられないのか、自分でもわかりません。
結論
さて、私から見たらトコトコはだいぶ変わっていると思うのですが、皆さんはどう思われますか?
「変人」は褒め言葉であると思っています。
なぜトコトコに変人と自認しないのか聞いたところ、「自分にとって当たり前のことをやっているだけだから、変わっているという認識がなかった」という返答がありました。
自分の無意識にやっている強みには気づかないと言いますが、こういうことですね。
冒頭でトコトコは「京大に変人は少ない」と言っていましたが、それは「自分が変人だから少ないように見える」からではないでしょうか。
ぜひ皆さんのご意見を聞かせてください。
次回はトコトコが私を取材してくれるようです。どんな記事になるのか楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
有益な情報を発信していきますので、今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼